以前勤めていた自転車店では、スタッフが少ないなか、ありがたいことですが絶えず人が来るような店舗が多く、自分の目標として「買い物に来たことを楽しんでもらい、何もなくてもよれる場所にする」ということまで手が回らず、常にお店を早く回さなくてはならない、流れ作業になってしまっていました。
そんな中で、自分が息抜きと逃げ場所のように偶然訪れた長野の奥地が、今のお店の形と考えの目標としている場所です。
あずさという特急を使っても東京から5時間ほどかかるその場所は、家主さん、おひげのオーナーさん、スタッフの女の子、の三人が一緒に暮らしながらも(当時)みんな家族ではないというその時の自分にはなかなか不思議な場所で、、
そんな不便な場所なのに自分が訪れていた夏休み、冬休みには若者からベテランさんまでにぎわっているとてもすごい場所。
もともと旅は好きだったけれど連泊をするなんて考えたことがなかったのに、毎年決まった時期には訪れるようになってしまった素敵な場所。
一期一会なはずがなぜか今でもつながりがあり、協力してくれるお友達の増えた第2の故郷のようなところ。
初めましてのみんなで一緒にご飯を作ったり、温泉に出かけたり、だらだらしたり、、
みんながみんなを尊重しあえる空間はとても居心地がいいものです。
人懐っこい看板犬もいるので一人だったとしても寂しくはないはず。
天気が良ければ、この写真の何倍もきれいな星空が見えたりもします
コロナが流行ってしまい宿屋さんは厳しいところが多くなってしまいましたが、都会につかれてしまったときは一度行ってみてください。
ここに限らず、一歩踏み出すことで良くも悪くも、目の前の日常がすべてではないんだなと感じることがあるかもしれません。
うちのお店もそんな手助けができたらいいなと色々と模索中です。。
詳細はこちら↓
〒399-9511 長野県北安曇郡小谷村中土12965-1 古民家noie梢の雪
↓自転車に限らず旅はいいものですよ。
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